給食室 伝統料理~ぎすけ煮~
前回に引き続き、今回も伝統料理についてお伝えします。
今回はおやつで出る「ぎすけ煮」を紹介します。
ぎすけ煮とは明治時代に福岡県博多の宮野儀助という人が考えた料理で、1890年に商品化するにあたり、「ぎすけ煮」と名付けられました。材料はそれまで肥料とされていた幼魚を使っており、戦前は海外でもよく知られていたそうです。しかし、戦後は幼魚が取れなくなり、廃業したといわれています。
レシピを紹介します。
〇材料 子ども4人分(大人2人分相当)
乾燥大豆:40g
ちりめんじゃこ(しらす干しも可):8g
しょうゆ:小さじ1
砂糖:小さじ1
片栗粉:大さじ1/2
油:適量
〇作り方
下準備:大豆を洗い、一晩水につけておく
1.戻した大豆をたっぷりの水で煮る
2.じゃこを炒る
3.しょうゆと砂糖を鍋に入れ火をつけ、砂糖を溶かす
4.煮た大豆をざるにあげてしっかりと水分を取り、ボウルに移し片栗粉をまぶす
5.まぶした大豆を多めの油で色がつくまで炒め、火を止め、2のじゃこと合わせる
6.3のしょうゆと砂糖を絡めて完成!
しょうゆと砂糖のあまじょっぱい味が大人気なメニューです。栄養も満点で、売っている煮大豆を使うとより簡単にできます。ぜひおうちでも作ってみてください。